パスポートは海外旅行に必要な公的な身分証明書です。ここでは初めて取得する人向けに、申請から本人が受け取るまでの流れをまとめます。
制度や窓口の運用は変わることがあります。申請前には、この記事の末尾にある外務省と申請先自治体の案内を必ず確認してください。
ステップ1: 申請先と申請方法を確認する
- 原則として、住民登録のある都道府県のパスポート申請窓口で手続きします
- 窓口・受付時間・予約の要否は地域ごとに異なります
- 2025年3月24日以降は、全都道府県で新規申請・切替申請のオンライン手続きにも対応しています
- 窓口での代理提出は、申請者本人が記入すべき欄を記入するなど、所定の条件を満たせば可能です。ただし、代理提出できない申請もあります
申請先は、外務省の都道府県旅券事務所一覧から確認できます。
ステップ2: 必要書類を用意する
チェックリストで準備を進める
行き先・日数・季節を選ぶだけで、やることと持ち物が自動でリストになります。
初めて申請する場合の主な書類は次のとおりです。
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本(全部事項証明書)1通(申請日前6か月以内に作成されたもの)
- パスポート用写真1枚(申請日前6か月以内に撮影し、寸法などの規格を満たすもの)
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
戸籍謄本は「本籍地以外で申請する場合だけ」ではなく、初めての申請では原則必要です。オンライン申請では戸籍情報がシステム連携されるため、紙の戸籍謄本の提出が不要になる場合があります。個別の必要書類は申請先の案内に従ってください。
ステップ3: 申請する
書類を窓口へ提出するか、マイナポータルからオンラインで申請します。
2026年7月1日以降の申請では、旅券の種類は年齢で決まります。
- 18歳以上: 10年旅券
- 18歳未満: 5年旅券
成人が10年用・5年用から選ぶ制度ではありません。旅券の種類と手数料の詳細は、外務省「旅券手数料改定 関連情報」で確認できます。手数料と支払方法は申請方法や地域の案内を確認し、受取り時に必要なものを用意してください。
ステップ4: 本人が受け取る
- 国内では、申請から受取りまで通常約2週間が目安です
- 2026年7月1日以降は申請集中により、3週間から1か月程度かかる場合があると外務省が案内しています
- 年齢にかかわらず、パスポートの受取りは申請者本人が窓口へ行く必要があります
- 代理人が受け取ることはできません
- 受領証など申請先が指定する書類と、旅券手数料を用意します
旅行直前の申請では間に合わない可能性があります。旅行が決まったら、航空券の手配と並行して早めに申請しましょう。
受取り後に確認すること
- 氏名・生年月日・性別・本籍地の都道府県名など、記載内容に誤りがないか確認する
- 署名欄には旅券名義人本人が署名する
- パスポート番号と有効期限を、予約情報と照合する
- 紛失時に備え、顔写真ページのコピーや電子データを原本とは別に保管する
- 必要な残存有効期間は国・地域や滞在目的で異なるため、渡航先の大使館・総領事館などの公式情報で確認する
「すべての渡航先で帰国日まで6か月以上必要」という共通ルールではありません。航空会社の搭乗条件も含め、予約前と出発前に確認してください。
公式情報・出典
まとめ
初めての申請は「申請先を確認 → 必要書類をそろえる → 申請 → 本人が受け取る」の流れです。国内の所要期間は通常約2週間ですが、混雑で長引くことがあります。旅行が決まったら早めに着手し、最新情報を公式サイトで確認してください。
準備全体の順番は、初海外の準備スケジュールで確認できます。
パスポートの更新(切替)の流れはパスポート更新の流れで解説しています。
よくある質問
パスポートはどこで申請できますか?
住民登録のある都道府県の窓口などで申請できます。窓口・受付方法は地域により異なるため、外務省の窓口一覧から確認してください。2025年3月24日以降は、全都道府県で新規申請・切替申請のオンライン手続きにも対応しています。
申請から受取りまでどのくらいかかりますか?
国内では通常、申請から受取りまで約2週間です。2026年7月1日以降は申請集中により3週間から1か月程度かかる場合があると外務省が案内しています。旅行が決まったら余裕を持って申請してください。
10年用と5年用のどちらを選べますか?
2026年7月1日以降の申請では、18歳以上は10年旅券、18歳未満は5年旅券です。成人が5年旅券を選ぶことはできません。年齢の数え方を含め、詳細は外務省の公式案内で確認してください。




