この記事の結論

  • 有効で残り1年未満なら切替、期限切れなら新規申請が入口です。残り1年以上でも渡航先の条件に足りなければ窓口へ相談します。
  • 国内の通常申請では18歳以上の10年旅券はオンライン8,900円・窓口9,300円。前回の未受領失効がある人は別料金です。
  • 国内発給は2週間程度が案内上の目安です。本人受取りの後に、予約の旅券情報と必要な渡航認証を確認します。

対象は日本国内で日本の旅券を更新する人です。紛失・盗難は海外で旅券をなくした場合の対処、初取得や期限切れの具体的な提出方法は新規申請の手順へ。海外の公館での料金・発給日数に、国内の表を当てはめないでください。

受取りの先まで分ける、旅券更新の4段階
  • 期限と変更残存期間・氏名等・年齢で申請区分を選ぶ。
  • 書類と料金通常料金か未交付失効後かを分けて確認。
  • 本人が受取る通知・窓口・本人が行ける日を確認。
  • 新旅券で照合航空券と渡航認証は、受取り後に別々に確認。

更新が必要かは、期限・変更内容・年齢で分ける

残り1年未満かどうかに加え、渡航先の必要残存期間と記載事項の変更を確認します。 次の表は申請区分を選ぶための入口です。出発日が近い場合は、予約前に窓口へ相談してください。

表は左右にスクロールできます。

今の状態 調べる手続き・判断 次に用意するもの
有効で残り1年未満 切替申請 有効な旅券と出発・帰国予定日
残り1年以上だが渡航先の条件に足りない 旅程を示して申請窓口へ相談 渡航先・経由地の必要残存期間と基準日
すでに期限切れ 新規申請 期限切れ旅券、戸籍・本人確認書類等
氏名・本籍の都道府県等が変更、18歳以上 新しい10年旅券、または残存有効期間同一旅券 変更を確認する戸籍書類等
同じ変更があり、18歳未満 新しい5年旅券。残存有効期間同一旅券は対象外 法定代理人の手続きも確認
住所だけ変更 通常、変更の届出は不要 予約先の連絡先変更とは別に考える

出典:外務省・申請に必要な書類、Q&AのQ11・Q12(2026年10月28日確認)。残存期間の基準日は「入国時」「出国予定日」など国・地域で異なります。残存有効期間の読み方と渡航先当局の条件を照合し、全世界共通の「帰国後6か月」と置かないでください。

成人の古い5年旅券は、そのまま使える

2026年7月1日以降、18歳以上の通常の新規申請は10年旅券ですが、すでに持っている5年旅券は継続して使えます。 制度変更だけを理由に更新を急ぐ必要はありません。氏名変更・必要残存期間・査証欄の余白は別に確認します(外務省Q&A・Q2)。

必要書類は、変更の有無とオンライン・窓口で分ける

有効な旅券の通常の切替で戸籍上の身分事項に変更がなければ、戸籍謄本は原則省略できます。 期限切れや氏名等の変更がある人を、同じ書類で案内しないようにします。

表は左右にスクロールできます。

申請の状態 戸籍・旅券の準備 オンラインと窓口の違い
有効な旅券の切替、身分事項の変更なし 有効な旅券。戸籍は原則省略 紙申請は申請書と写真、オンラインは対応スマホ等
氏名・本籍等の変更あり 変更を確認できる戸籍書類等 国内オンラインは電子戸籍が連携。個別の追加書類は窓口へ
期限切れで新規申請 戸籍、本人確認書類、期限切れ旅券等 新規申請の必要書類として照合する

紙申請の写真は縦45mm×横35mm、申請前6か月以内の撮影、紙で提出する戸籍謄本は申請日前6か月以内の発行が条件です。写真の寸法だけでなく、顔の大きさや背景等の規格も確認してください(外務省・必要書類)。

国内オンライン申請では、マイナンバーカード、対応スマホ・マイナアプリ、有効な旧旅券(切替・記載事項変更時)等を準備します。署名用電子証明書のパスワードは6〜16桁です。操作は外務省のオンライン申請案内からマイナポータルの手順へ進みます。暗証番号が不明・端末が非対応なら、窓口申請も比較してください。

オンラインでは、15歳未満は法定代理人の代理提出が必要です。15〜17歳は本人申請も可能ですが、法定代理人が署名した同意書が必要です。同一戸籍でない代理提出などは追加条件があるため、一般の成人の手順をそのまま使わないでください。

チェックリストで準備を進める

行き先・日数・季節を選ぶだけで、やることと持ち物が自動でリストになります。

自分の準備を確認する

更新料金は通常申請と未受領失効後で分ける

日本国内の通常料金は下表です。 国と都道府県の手数料の合計で、2026年7月1日以降の申請に適用されます。写真代や必要な戸籍書類の取得費用は別です。

表は左右にスクロールできます。

申請する旅券・対象 オンライン申請 窓口申請 有効期間の考え方
18歳以上・10年 8,900円/人 9,300円/人 新しい10年間。旧旅券の残りは上乗せしない
18歳未満・5年 4,400円/人 4,800円/人 新しい5年間
残存有効期間同一旅券・18歳以上 5,400円/人 5,800円/人 旧旅券と同じ満了日。期限は延びない

出典:外務省・旅券手数料表PDF(2026年10月28日確認)。年齢は法律上、誕生日の前日の申請から1歳加算されます。残存有効期間同一旅券は、氏名等の変更や査証欄の不足など対象となる事情がある人の制度です。安いから誰でも選べる料金ではなく、残存期間不足を期限据置きの旅券で解決することもできません。

前回の旅券を受け取らず失効させた人は、通常表を使わない

発行後6か月以内に受け取らないと未交付失効し、失効後5年以内の再申請は通常より高い手数料です。 さらに前回の「申請日」で料金が分かれます。次は、再申請で18歳以上の10年旅券を取得する場合だけを抜き出した表です。

表は左右にスクロールできます。

未交付失効した前回旅券の申請日 今回のオンライン申請 今回の窓口申請
2023年3月27日〜2026年6月30日 14,900円/人 15,300円/人
2026年7月1日以降 17,900円/人 18,300円/人

同じ公式手数料表に基づきます。後者は2026年10月28日時点では発行後6か月をまだ経過していないため、今後未交付失効した場合の区分です。5年旅券・残存有効期間同一旅券の再申請は金額が異なります。前回の申請日・未受領の状況・失効日を窓口へ伝えて確認し、「一律で何円追加」と置かないでください。

受取りは本人が行う。申請後の通知も確認する

国内の発給は2週間程度という案内ですが、出発までの発給を保証する日数ではありません。 外務省Q&A・Q3の目安と、実際の交付予定日を分けます。書類補正や混雑、休業日があれば延びるため、本人が窓口へ行ける日まで確保してください。

更新で別々に確認する3つの状態
  • 申請送信後も通知を見るオンライン申請は補正や交付予定の通知を確認。送信だけで終わらせない。
  • 本人受取り子どもも本人が行く窓口へ行ける日を確保し、有効な旧旅券等の必要物を準備。
  • 受取り後予約・認証を照合新番号は自動反映とは限らない。ESTAは新旅券で再申請。

外務省とCBPの公式案内を2026年10月28日に確認。国内の申請・受取りの案内です。

  1. 申請後:マイナポータルの「やること」などで不備・補正の通知を確認する。
  2. 交付予定の通知後:受取窓口・受付日・手数料の支払方法を確認する。
  3. 受取日:申請者本人が行く。切替では有効な旧旅券も持参し、案内された必要物をそろえる。
  4. 受取り直後:実物の氏名・有効期限・新番号を確認する。

外務省のオンライン申請案内は、申請後に受取窓口を変更できないことも説明しています。申請時に、本人が行ける場所か確認してください。補正の連絡が来ても新しい申請を重ねず、通知の訂正手順を使います。オンライン申請にはメンテナンス停止もあるため、手続き当日に公式案内の冒頭を確認しましょう。

新しい旅券を受け取ったら、予約と渡航認証を別々に照合する

旅券番号は引き継げません。受取りを終えても、旧番号での予約・認証が自動更新されるとは考えないでください。 外務省Q&A・Q33は、旅券ごとに固有の番号を使うと説明しています。

表は左右にスクロールできます。

確認先 照合するもの 合わない場合の行動
航空券・予約先 旅券のローマ字氏名、登録番号・期限 購入先の変更手順へ。氏名変更は名義変更・再予約の条件も確認
米国のESTA 新しい旅券での承認か 新しい旅券では再申請と処理費用が必要
その他の渡航認証・ビザ 新旧旅券と認証・査証の扱い 渡航先当局の条件を確認。米国のルールを他国へ流用しない

航空券は氏名表示と入力ミスの確認順、米国はESTAの現行料金・支払いの確認へ進めます。ESTAの新旅券での再申請はCBP公式FAQ「私のパスポート情報に変更が生じた場合…」で確認しました。更新予定があるなら、旧旅券で先にESTAへ課金しないよう順序を組みます。

今日の作業を、受取り・照合・次の準備に分けて残す

今日確定できない項目は、未確認のまま次回の作業へ残してください。 編集部の整理例は「受取予定を確認」「航空券の登録情報を更新」「渡航認証の承認を確認」の3つです。旅券番号や認証コードを、公開メモやこのサイトへ入力する必要はありません。

マイトリップで書類の準備状態を見直し、この記事を「あとで読む」に保存すると、受取り後に同じ表へ戻れます。マイトリップは登録不要・利用ブラウザ内の保存で、旅券の自動更新や当局への申請を代行する機能ではありません。

これから便と宿を探す人は、本人受取りと必要な入国条件・渡航認証を確認したうえで、同じ日程・人数・泊数と変更・取消条件で比較しましょう。予約済みの人は、追加の購入より登録情報の照合を優先します。通信は旅行用eSIMの比較へ進めます。

公式情報・出典

確認日:2026年10月28日。日本国内の申請区分、必要書類、現行手数料、未交付失効、本人受取りと新番号の扱いを公式本文・手数料PDFで照合しました。本文中の作業の分け方は編集部の提案で、個別の発給可否・日数を保証するものではありません。

よくある質問

成人用の5年旅券は、2026年7月以降も使えますか?

すでに持っている5年旅券は引き続き使えます。制度変更だけを理由に更新する必要はありません。ただし、渡航先が求める残存期間や氏名変更等は別に確認します。

切替のとき、残りの有効期間は上乗せされますか?

通常の切替では上乗せされません。残存有効期間同一旅券も、有効期限を延ばす手続きではありません。残存期間不足を解決したい場合は、新しい有効期間の旅券が必要か窓口へ確認します。

引っ越しで住所だけ変わりました。更新が必要ですか?

住所変更だけなら変更の届出は不要です。本籍の都道府県や戸籍上の氏名の変更とは区別してください。所持人記入欄のない旅券の査証欄や余白に、住所を書き込まないようにします。

子どもの旅券は親だけで受け取れますか?

受取りには子ども本人も行く必要があります。オンラインで親が代理提出した場合も同じです。交付予定日と、本人が受取窓口へ行ける日を別々に確保してください。

更新前の旅券で取得したESTAは、そのまま使えますか?

新しい旅券を取得した場合は新しいESTAの申請と処理費用の支払いが必要です。旧旅券の承認メールだけで判断せず、新旅券の情報で承認を確認してください。米国以外の渡航認証は、その当局の条件を確認します。