「言葉が通じない」は初海外の最大の不安のひとつですが、伝え方のコツを知っていれば怖くありません。英語が話せなくても通用する7つのコツを紹介します。

コツ1: 単語だけで伝える

「Where is ○○?」のような完全な文は不要です。「○○, please」「○○, where?」のように単語をつなげるだけで通じます。相手も旅行者に慣れているので、文法は気にしなくて大丈夫です。

ただし、和製英語(ジャパニーズ・イングリッシュ)は通じないことが多いので注意が必要です。例えば「コンセント」は「outlet」、「サイン」は「signature」、「シール」は「sticker」が、それぞれ英語として近い表現です。通じないと感じたら、カタカナ英語をやめて単語を変えるか、翻訳アプリの文章を見せる形に切り替えましょう。

コツ2: ジェスチャーを活用する

現地で困る前に、準備を確認

出発前にやっておくことを、チェックリストで整理できます。

開く

指さし・身振り・数字は万国共通です。地図やスマホの画面を見せるのが最も確実です。

数字を伝えるときは、指で数えるよりスマホの電卓に入力して見せるのが確実です。市場やタクシーでの金額のやり取りは「電卓の見せ合い」が世界共通の定番で、聞き間違いによるトラブルを避けられます。

コツ3: 翻訳アプリを使う

  • 翻訳アプリに日本語を入力 → 現地語を表示して画面を見せる
  • 音声翻訳はゆっくり・短い文で(長文は誤訳しやすい)
  • オフライン用の言語パックは出発前にダウンロード

翻訳アプリは通信が必要な場面があります。現地の通信手段はeSIMの設定手順と選び方で確認し、つながらないときの対処は海外でWi-Fiが繋がらないときの対処法にまとめています。

なお、カメラ翻訳は印刷された看板やメニューが得意な一方、手書き文字や光の反射が強い場面は苦手です。うまく読み取れないときは、角度を変えるか、入力翻訳に切り替えましょう。

コツ4: 紙に書く

漢字圏(台湾など)では漢字での筆談が通じることがあります。英語圏でも、数字や金額は紙に書くと確実です。

コツ5: 事前にフレーズを用意する

出発前に以下を控えておくと安心です。

  • ホテルの名前と住所(カードをもらっておく)
  • 「すみません」「ありがとう」の現地語
  • アレルギー・食事制限がある場合は、翻訳済みの文をスクリーンショット

緊急時に備えて「Help(助けて)」のような、いちばん短い単語だけは頭に入れておきましょう。助けを求める相手は、観光案内所やホテルのスタッフなど、旅行者対応に慣れた人から選ぶとスムーズです。

コツ6: 焦らない・笑顔を忘れない

伝わらないときほど焦って早口になりがちです。ゆっくり・短く・単語で。笑顔と「Thank you」があれば、印象はぐっと良くなります。

コツ7: 困ったら人に聞く

駅員・ホテルスタッフ・観光案内所は頼りになります。「Can you help me?」と単語だけで聞けば、大概の人は親切に対応してくれます。

翻訳アプリを使うときの注意点

翻訳アプリは万能ではなく、誤訳や意図しない表現になることがあります。金額・日時・住所など、間違いが起きると困る内容は、翻訳結果を見せる前に数字や固有名詞を確認しましょう。また、画面をいきなり向けると失礼にあたる場面もあるため、まず挨拶をしてからアプリを見せるのがスマートです。

紙に書くときは、スマホのメモ帳や翻訳アプリの画面を文字を大きくして見せるだけでも筆談になります。ホテルの名前は、現地語表記の画面やカードを見せるほうが、英語表記よりも運転手に伝わりやすい場合があります。

単位と数字の聞き間違いに注意

初海外でよくあるのが、単位の違いによる認識のずれです。距離がキロメートルではなくマイルの国、気温が華氏で案内される国、単位は同じでも数字の読み方が違う言語もあります。距離・時間・金額は、聞き返すよりもスマホの電卓や地図の画面に数字を入力して見せるほうが、確実に認識をそろえられます。

状況別のミニテンプレート

状況 伝え方の例
食事 メニューを指さす + 「This one, please」 + アレルギー文を見せる
ホテル 予約確認書(紙・画面)を見せる + パスポートを添える
駅・バス 行き先の地名を指さす + 「Two tickets, please」
買い物 電卓で金額を入力して見せる + 袋がいることをジェスチャーで伝える

完全な文を話すより、指さし+単語+見せる物の組み合わせのほうが、現場では速く正確に伝わります。

英語圏以外ではどうなる?

韓国・台湾・タイなどの主要な観光地では、空港・駅・デパートに日本語や英語の案内が整っている場所が多く、初海外の行き先としても安心です。街中では翻訳アプリが活躍しますが、観光施設のスタッフは旅行者対応に慣れているため、単語とジェスチャーの組み合わせで十分通じる場面が多くなっています。

反対に、ローカルな市場や食堂ではアプリ任せにせず、指さしと電卓、笑顔という基本の組み合わせが役立ちます。「どこに行っても同じ方法で伝わる」わけではないため、場面ごとに手段を使い分けるのが上達のコツです。

公式情報・出典

まとめ

言葉の壁は、「単語+ジェスチャー+翻訳アプリ」の3点セットで十分乗り越えられます。準備さえしておけば、初海外でも怖がることはありません。伝わらない場面は必ずありますが、それは旅行の思い出の一部でもあります。焦らず、笑顔で、ひとつずつ伝えましょう。

役立つアプリの選び方は海外旅行に役立つアプリの選び方で解説しています。

よくある質問

英語が全く話せなくても大丈夫?

大丈夫です。観光地では単語+ジェスチャー+翻訳アプリで十分伝わります。相手も旅行者に慣れているので、焦らずゆっくりがコツです。

翻訳アプリはオフラインでも使えますか?

事前に言語パックをダウンロードしておけば、オフラインでも使えるアプリが多くあります。出発前にダウンロードしておきましょう。

伝わらないときの最終手段は?

紙に書いて見せる、地図や写真を見せる、ホテルの名前を提示する、の3つです。スマホの画面を見せるだけでも十分伝わります。

筆談は英語で書くべきですか?

単語レベルの英語に加えて、数字と矢印を添えると伝わりやすくなります。相手が読み取れない場合は、翻訳アプリで現地語に切り替えましょう。

カタカナ英語で通じないときは?

「コンセント」「サイン」「シール」など和製英語は通じないことがあります。単語を変えるか、翻訳アプリで現地語の文章を見せるのが確実です。