初めての海外旅行の帰りは、「日本人も税関申告が必要?」「Visit Japan Webを登録していないと帰れない?」と迷いやすいものです。
日本へ帰国する人も税関申告は必要です。電子申告にはVisit Japan Webを使えますが、紙の申告書でも手続きできます。 帰国便に乗る前に申告内容と荷物を整理しておくと、到着後に慌てず動けます。
この記事は、日本のパスポートを持つ人が海外旅行から空路で帰国する場面を対象にしています。外国籍の方の入国・再入国条件は扱いません。手続きの案内は2026年9月8日確認です。空港の設備や運用は変わるため、利用空港の公式サイトと当日の係員の指示を優先してください。
日本到着からロビーまでの順番
成田空港の国際線到着案内をもとにすると、基本の流れは次のように整理できます。
- 検疫の案内を確認する。体調に異常があれば、滞在先や症状を検疫官へ伝えます。
- パスポートで帰国の確認を受ける。日本人向けの案内に従い、ゲートやカウンターへ進みます。
- 預け荷物を受け取る。便名を確認し、手荷物引換証と荷物のタグを照合します。
- 必要な動物・植物検疫を受ける。対象品と証明書類を用意し、税関検査の前にカウンターへ申し出ます。
- 税関申告・検査を受ける。パスポート・申告情報・購入控えを手元に用意します。
- 到着ロビーへ出る。交通機関や乗り継ぎ先を確認して移動します。
電子申告端末の場所などによって、申告操作をするタイミングは変わります。この順番を固定の動線と思わず、空港内の案内で確認しましょう。
帰国便に乗る前に、申告方法と荷物を整理する
出発前の最終確認に
搭乗前にやることを、チェックリストで漏れなく確認できます。
Visit Japan Webと紙の申告書を選ぶ
税関の申告書案内では、Visit Japan Webによる電子申告を推奨しつつ、紙の様式も用意しています。「買い物をしていない」「免税範囲内のはず」という場合も、申告そのものを省くことはできません。
| 方法 | 準備と当日の流れ |
|---|---|
| 電子申告 | Visit Japan Webで帰国予定と申告情報を登録。到着後はパスポートと二次元コードを用意し、対応端末などの案内に従います |
| 紙の申告書 | 空港の税関にある申告書を記入し、係員の案内に従います。公式の様式を印刷して準備することもできます |
スマホの電池切れや表示不良で電子申告を進められない場合は、係員に状況を伝え、紙での手続きについて確認してください。電子申告を途中まで操作した場合も、そのことを伝えましょう。
買った物と購入控えをまとめる
お土産は、確認を求められたときに取り出せるように整理します。領収書やカード利用控えも一緒に保管してください。税関の入国時の案内は、これらの提示を求める場合があるとしています。
- 何を、何個、いくらで購入したか確認する
- 他人から預かった品物の中身を確認する
- 日本へ郵送した荷物があれば、別送品の申告方法を確認する
- パスポート・スマホ・購入控えは機内持ち込みバッグにまとめる
帰国便でも荷物の重量・個数制限があります。お土産が増えたら、機内持ち込み・預け入れの重量と料金から利用会社の規則を確認しましょう。
出発前に全体を準備するなら、初海外チェックリストで航空券・通信・持ち物を確認できます。帰国時に使う端末や書類も、取り出す場所を決めておくと安心です。
Visit Japan Webは「帰国予定」と「申告情報」まで登録する
デジタル庁の公式案内から「利用をはじめる」へ進みます。アカウントを作っただけでは申告情報の準備は終わりません。
公式の利用手順に沿って、次の順で進めます。
- アカウントを作成するか、ログインする。新規作成にはメールアドレスを用意します。
- 利用者情報を登録する。パスポートを手元に置き、読み取りや手入力の内容を照合します。
- 今回の入国・帰国予定を登録する。航空券を見ながら、日本への到着日や便の情報を確認します。
- その予定を開き、税関申告情報を入力する。日本人は外国人入国記録の登録は不要です。画面の質問に、実際の荷物の内容に合わせて回答します。
- 今回の予定の二次元コードを表示できるか確認する。当日持参する端末で操作し、充電も済ませます。
便や持込み品が変わった場合は、登録内容を再確認します。画面に検疫の健康状態確認などの案内が出た場合も、その内容に従ってください。
Visit Japan Webは無料です。税関は偽サイトや有料の代行サイトへの注意を呼びかけています。登録手数料の支払いを求められたら、入力を止めて公式案内から開き直してください。なお、サービスの利用料と、持込み品にかかる税金は別です。
帰国の確認と荷物受取では、パスポートとタグを使う
到着後は検疫の案内を確認し、発熱や下痢など体調に異常があれば検疫官へ申し出ます。その後、日本人向けの帰国手続きの列へ進み、パスポートを用意してください。
Visit Japan Webで外国人入国記録の登録が不要でも、パスポートによる帰国の確認を省略できるわけではありません。ゲートの利用条件が分からない、読み取りができない場合は職員へ確認します。
荷物受取では、出発地だけでなく航空会社と便名を見てターンテーブルを探します。似たスーツケースがあっても、手荷物引換証と荷物側のタグを照合してから受け取ってください。
荷物が出てこない場合は、到着ロビーへ出る前に航空会社・取扱会社の係員へ申し出ましょう。伝える情報や控えの残し方は、預け荷物が出てこないときの対処法でも確認できます。
食品のお土産は、税関の前に検疫を確認する
免税で買えたことと、日本へ持ち込めることは別です。 食品は買う前に日本側の条件を確認し、持込み可否や必要書類が分からない物は購入を見送りましょう。
| お土産の例 | 確認先と注意点 |
|---|---|
| ジャーキー・ハム・ソーセージなど | 動物検疫所。加熱した肉製品も検疫の対象です |
| 果物・野菜・種・苗など | 植物防疫所。持ち込めない物や証明書が必要な物があります |
| 酒類・たばこ・高価な買い物など | 税関。品目や年齢などに応じた免税範囲を確認します |
動物検疫所は、お土産用の肉製品などは検査証明書の取得が難しく、ほとんど持ち込めないと案内しています。「お土産だから」「加熱済みだから」という理由で判断しないでください。
植物防疫所は、植物類を持つ場合、税関検査の前に植物検疫カウンターへ立ち寄るよう案内しています。対象品が荷物に入っている、または該当するか分からない場合は、動物・植物検疫の係員へ申し出ましょう。申告すれば必ず持ち込めるという意味ではありません。
免税枠は税関「海外旅行者の免税範囲」で確認してください。金額だけで判断せず、輸入の禁止・規制と税金の条件をそれぞれ確認することが大切です。
税関は、二次元コードを作った後も手続きがある
Visit Japan Webの登録は事前準備です。到着したらパスポートと二次元コードを用意し、空港の案内に従って申告手続きを進めます。
税関の電子申告ゲート案内では、電子申告端末で読み取りなどを行った後、申告内容に応じて電子申告ゲートまたは有人検査台へ案内されます。電子申告でも職員の検査を受ける場合があります。
- 端末を操作した後は、表示された行き先へ進む
- 紙で申告する場合は、記入済みの申告書とパスポートを用意する
- 申告内容や免税範囲で迷う点は、出口へ進む前に職員へ聞く
端末やゲートの設置状況は空港によって異なります。他の空港の動画や過去の旅行と同じとは限らないため、現地の表示を確認してください。
到着ロビーへ出たら、帰宅・国内線乗り継ぎを確認する
ロビーへ出る前に、パスポート、スマホ、受け取った荷物をもう一度確認します。迎えを頼んでいる場合は、利用ターミナルと実際に出た到着口を伝えましょう。
国内線へ乗り継ぐ人は、海外出発空港のチェックイン時点で次を確認しておくと迷いにくくなります。
- 日本のどの空港で荷物を受け取るのか
- 税関を通った後、どこで荷物を預け直すのか
- 次の便のターミナルと搭乗締切はいつか
乗り継ぎ条件は航空会社・航空券・空港ごとに確認が必要です。初めての乗り継ぎ手順も参考に、利用会社と空港の公式案内で動線を確認してください。到着時刻からロビーへ出るまでの所要時間は、混雑や荷物・検査の状況で変わるため、帰宅の交通も余裕を持って計画します。
公式情報・出典
以下は2026年9月8日に確認しました。本文は日本人の観光旅行からの帰国を想定した一般的な手順です。個別の持込み品や当日の運用は、各機関の最新案内で確認してください。
- デジタル庁「Visit Japan Web」 — 利用対象・利用端末
- デジタル庁「Visit Japan Web 利用について」 — 登録から二次元コード提示まで
- 成田空港「到着のご案内:国際線」 — 到着後の順番・荷物受取・ゲート利用時の証印
- 税関「入国時の税関手続」 — 申告と購入控えの準備
- 税関「携帯品・別送品申告書の提出について」 — 電子申告と紙の様式
- 税関「税関検査場電子申告ゲート」 — 端末操作後の案内と検査
- 税関「海外旅行者の免税範囲」 — 品目ごとの免税条件
- 税関「税関手続に関する偽サイトにご注意ください」 — 無料利用と偽サイトへの注意
- 動物検疫所「肉製品などのおみやげについて」 — 肉製品の持込み条件
- 植物防疫所「日本に渡航される方へ」 — 植物の持込みと検疫カウンター
まとめ
帰国前に行うことは、申告方法を決める、購入控えをまとめる、お土産の持込み条件を調べるの3つです。
日本に着いたら、検疫の案内、パスポートによる帰国の確認、荷物受取、必要な動物・植物検疫、税関の順を意識して進みます。分からない品物や操作があれば、ロビーへ出る前に係員へ確認してください。
旅行前の準備は初海外チェックリストで見直し、帰国便の情報と必要な物も手元にまとめておきましょう。
よくある質問
Visit Japan Webの入力はパソコンでもできますか?
デジタル庁は、情報の登録はパソコンでもできると案内しています。ただし、入国・帰国時の二次元コードは手持ちのスマートフォンやタブレットで提示する必要があります。登録後は、持参する端末で該当の帰国予定を開けるか確認してください。
顔認証ゲートを使うとパスポートに帰国のスタンプは押されますか?
成田空港の公式案内では、顔認証ゲート・自動化ゲートを利用するとパスポートにスタンプは押されません。スタンプが必要な場合は、その場で職員に申し出てください。




