飛行機の機内持ち込みには、サイズ制限と液体のルール(いわゆる100mlルール)、電池のルールがあります。初めて飛行機に乗る人が保安検査で引っかからないように、基本を解説します。

機内持ち込みのサイズ制限

機内持ち込み手荷物には、サイズ・重量・個数の制限があります。

  • サイズ: 一般的な目安は3辺の合計が115cm以内(55×40×25cm程度)
  • 重量: 航空会社・クラスによって異なります
  • 個数: 手荷物1個に加えて身の回り品1個まで、など航空会社ごとに決まっています

サイズ制限は航空会社によって異なるため、搭乗する航空会社の公式サイトで確認してください。制限を超えると、搭乗口で預け入れを求められる場合があります。LCCでは搭乗口のサイズ枠や重量計で確認されることが多く、超過料金がかかる場合があります。

液体の100mlルール

出発前の最終確認に

搭乗前にやることを、チェックリストで漏れなく確認できます。

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機内持ち込みの液体には、以下のルールが一般的です。

  • 1容器あたり100ml以下(容器の容量で判定します。中身の量ではありません)
  • 透明なジッパー付き袋(容量1リットル以内)に入れる
  • 1人1袋までを保安検査に提出

対象になるのは、液体だけでなくジェル・クリーム・スプレー・ペースト状のものも含まれます。

  • シャンプー・コンディショナー・ボディソープ
  • 化粧水・乳液・ハンドクリーム・リップ
  • 歯磨き粉・ジェル・ムース
  • スプレー類(ヘアスプレー・制汗剤など)
  • コンタクトレンズの洗浄液

100mlを超える容器は、中身が少なくても機内に持ち込めません。 預け入れ荷物に入れるか、現地で購入しましょう。医薬品やベビーフードなどは例外が認められる場合があるため、必要な場合は航空会社・空港の公式案内を確認してください。

モバイルバッテリーと電池のルール

電池類は預け入れが禁止で、機内持ち込みのみです。預けた荷物に入れると、検査で見つかった時点で取り出しを求められます。

  • 預け入れ不可: モバイルバッテリー、予備電池、電子たばこ、取り外せないリチウム電池内蔵機器
  • 容量: ワット時定格量(Wh)が本体に表示されたもの。160Whを超えるものは持ち込めません
  • 個数: 2026年4月24日以降、機内持ち込みのモバイルバッテリーは2個まで(160Wh以下に限る)
  • 使い方: 機内でのモバイルバッテリーへの充電、モバイルバッテリーからの給電はできません。収納棚ではなく手元で管理します

Whの目安: Wh = mAh × 電圧(V) ÷ 1,000 で概算できます。表示がない場合は、購入先やメーカーの案内を確認してください。

最新の条件は国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物について」と、搭乗する航空会社の公式案内で確認しましょう。

預け入れに入れてはいけないもの

預け入れ(受託手荷物)にも制限があります。主な例は次のとおりです。

  • モバイルバッテリー・予備電池(必ず機内持ち込み)
  • 電子たばこ・加熱式たばこ(機内持ち込みのみ)
  • リチウム電池内蔵のヘアアイロン(取り外せる場合は条件付き)
  • 発火性・引火性のもの、圧縮ガス

一方、刃物類・工具・のり・一部のスポーツ用品は機内持ち込みができず、預け入れが必要です。判断に迷うものは、空港の係員や航空会社に確認するのが確実です。

よくある没収・トラブルの例

  • 保安検査場でペットボトル飲料(100ml超)を放棄する
  • 100mlを超える化粧水を透明袋に入れて持ち込もうとする
  • モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れてしまい、検査で見つかる
  • 土産用のスプレーや刃物を機内持ち込みにしてしまう
  • ライターの種類や本数の規定を知らずに持ち込む

「機内持ち込み用」と「預け入れ用」を出発前に分けてパッキングしておくと、検査場で慌てずに済みます。

航空会社によって異なる点

  • サイズ・重量: 3辺合計や各辺の上限、重量制限は航空会社ごとに異なります
  • 個数: 手荷物の個数、身の回り品の扱いが異なります
  • LCC: 有料オプションの場合が多く、検査も厳格な傾向があります

予約時に手荷物の条件を確認し、必要なら事前に追加購入しておきましょう。重量や料金の考え方は機内持ち込み・預け入れの重量と料金で解説しています。

保安検査をスムーズに通るコツ

  • 液体は袋から出してトレーに乗せる(検査官の指示に従う)
  • ノートパソコン・タブレットは取り出してトレーに(空港による)
  • ポケットの中身は事前にバッグへ
  • 金属類・ベルトは事前に外しておく
  • 上着や靴を脱ぐよう案内される国・空港もあります

空港での流れ(保安検査から搭乗まで)

  1. チェックイン・荷物の預け入れ: 預け入れ荷物をカウンターへ。モバイルバッテリーや貴重品は手元に残します
  2. 保安検査: 液体の袋・パソコン・金属類をトレーに出します
  3. 出国審査: パスポートと搭乗券を提示します
  4. 搭乗口: 搭乗開始時刻の30分前には到着しておくと安心です

保安検査は想像より時間がかかることがあります。出発時刻の3時間前を目安に空港へ着く計画にしておくと、焦らずに済みます。到着時刻の考え方は国際線は空港に何時間前?で解説しています。

機内持ち込みのパッキングのコツ

  • 液体は透明のジッパー袋にまとめ、バッグの開けやすい位置に入れる
  • 充電器・ケーブル・変換プラグは1つのポーチに集約する
  • パスポート・搭乗券・保険証書は手の届く場所
  • 上着やひざ掛けは座席で使うため、奥に詰め込まない
  • 預け入れに入れたものは、到着後すぐ使う可能性が低いものから選ぶ

「保安検査で出すもの」「機内で使うもの」「預けるもの」の3つに分けてパッキングすると、移動中も探しやすくなります。

まとめ

機内持ち込みは「サイズと重量を航空会社で確認 → 液体は100ml以下を透明袋に → 電池は機内持ち込みで2個まで → 保安検査の指示に従う」が基本です。

持ち物の全体像は海外旅行の持ち物リストで確認できます。預け入れを含めた荷物の準備は、チェックリストで漏れなく管理しましょう。

公式情報・出典

よくある質問

機内持ち込みのサイズ制限はどのくらいですか?

サイズ制限は航空会社によって異なります。3辺の合計115cm以内(55×40×25cm程度)は一般的な目安ですが、各辺の上限を設けている航空会社もあります。重量もクラスによって異なるため、搭乗する航空会社の公式サイトで確認してください。

液体の機内持ち込みはどうすればいいですか?

液体は1容器あたり100ml以下のものを、透明なジッパー付き袋(1リットル以内)に入れて1人1袋まで保安検査に提出するルールが一般的です。100mlを超える容器は中身が少なくても持ち込めないため、預け入れに回してください。

化粧品や歯磨き粉も液体ルールの対象ですか?

ジェル・クリーム・スプレーなども液体と同様の扱いになります。シャンプー・化粧水・ハンドクリーム・コンタクト洗浄液なども対象です。規定は空港や航空会社によって異なるため、公式案内で確認してください。

モバイルバッテリーは機内に持ち込めますか?

モバイルバッテリーは預け入れが禁止で、機内持ち込みのみです。ワット時定格量160Whを超えるものは持ち込めず、2026年4月24日以降は機内持ち込みが2個まで(160Wh以下に限る)などの条件があります。機内での充電や給電もできません。最新の条件は国土交通省と航空会社の公式案内で確認してください。

預け入れ荷物に液体は入れられますか?

預け入れ荷物の液体の制限は、機内持ち込みとは異なります。100mlを超える容器は預け入れに回せますが、発火性・引火性のものなど危険物は預け入れもできません。航空会社の公式案内で確認してください。